木魚歳時記第4813話 

 源空は仏法の怨敵(おんてき)である。その身柄及び弟子の安楽、成覚、住蓮、法本らを罪科に行われたい、改めて源空の罪を数え立て、念仏衆の六字名号(すなわち南無阿弥陀仏)の停止と法然房源空の処罰をとを重ねて強く要求して来た。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1446-2

         病葉の己が内なる寂光土

 「病葉」(わくらば)は夏季となります。寂光土(じゃっこうど)とは、西方極楽のことです。ぼくの兄弟(次男、三男)も早世しました。ですから、ぼくは(水子も含め)戸籍上の五男となります。そしてお寺を継がせて頂きました。セピア色に変色した兄たちの遺影を眺め思います。平和を乱す軍事力は、即、止めるべきです!