木魚歳時記

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木魚歳時記 第1話

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陽炎や デゴイチ吼えて めらと燃え

 一世風靡したデゴイチ機関車も、博古館のある公園で、嬢ちゃん坊ちゃんが乗る観覧車を引く毎日です。「汽笛一声」出発するデゴイチ機関車のまわりに陽炎(かげろう)が燃えていました。句の「めらと燃え」が、デゴイチ機関車か、あるいは、周囲の赤サビた鉄路や雑草の群れか、それはご想像にまかせます。

 「あれだけ親切にしてあげたのに」「あの人は・・・」このような自己中心の欲望を「我欲」といいます。この「我欲」が昂じると、怒りとなり、苦しみとなります。それをなくすには、「めらと燃え」たいのは自分だけでない。相手も周囲も「めらと燃え」たいかもしれない。それに気付くこと、つまり、世の中「持ちつ持たれつ」を知る以外にありません。これを説かれたのが、釈迦の教え「仏教」です。

  注記:このブログは、2000年に始めたホームページ『木魚歳時記』を、2013(12 月) ~ 2014(2月)にかけて、ブログ『木魚歳時記』へ引っ越(2200回分)しました。 太字=真隆俳句