木魚歳時記第4702話

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 この時、法皇は熊野詣での途中で居らせられたので、使いを走らせて事を奏し、一方ででは一条能保と大江広元とが脚力をもってこれを鎌倉に告げた、近江佐々木は源氏の一族で鎌倉の重臣の一人だからである。
 頼朝は梶原景時を都に送り来て、もし定綱の罪科が遁(のが)るべからざるものならば、その科に行わるべき旨を奉せしめよと命じていたが、追っかけて後藤基清をして上京せしめ、景時をして山徒と和解せしめ、定綱の知行半分を永代寄進するという条件を出させた。(佐藤春夫『極楽から来た』)1339

           こんな夜は雪女来て戸を叩く

 「ボクの細道]好きな俳句(2439) 矢島渚男さん。「老人の暇おそろしや鷦鷯」(渚男) 「鷦鷯(みそさざい)」は、小さな体に似合わぬ大きな声で鳴くようです。さて、一日が経つのが早い。役に立つ時間はいくらでもあります。しかし、ボランティアはいまさら出来ないし。といって来客があるわけでもありません。なかんづく「雪女」など来てはくれません(笑)。

  ふたりずれ、
  ぼんぷ、ふたりに、
  かわ(河)がある。
   『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)