木魚歳時記第4693話

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 頼朝はすでに記した如く、平治の乱に敗れて後、二人の兄とともに父義朝や家臣たちに伴われて関東に逃れる途中、十三歳の足弱は雪中で一行に取り残され、道に迷った末は凍死か戦死かという一歩手前で救われながら、恩賞を目的とする人々から落人(おちうど)として敵に突き出されたが、人の情けで一死は免れた。よくよくの幸運である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1330

         老僧は冬の蝗となりにけり 蝗(いなご)

 「ボクの細道]好きな俳句(2430) 矢島渚男さん。「ほのぼのと秋や草びら椀の中」(渚男)「秋や草びら」の描写はなかなか出来るものではありません。さて、ボクは最近「忘れやすい」の外に、朝寝、昼寝をして夜もちゃんと眠ります。つまり、寝てばかりです(汗)。これて「老衰」? まっそれも良いか! ボクは椀の中の雑草みたいな存在すから(笑)。

  いまわ、をじひに、のせられて、
  ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)