頼朝はすでに記した如く、平治の乱に敗れて後、二人の兄とともに父義朝や家臣たちに伴われて関東に逃れる途中、十三歳の足弱は雪中で一行に取り残され、道に迷った末は凍死か戦死かという一歩手前で救われながら、恩賞を目的とする人々から落人(おちうど)…
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