兄の甚だしい誤解に驚き懼れた範頼は、決してそんな不忠などは存じ寄らぬと神に誓って差し出した起請文に署名するとき、鄭重(ていちょう)に念を入れたつもりでうっかり源範頼と記したのを、「源とは一族の気か、過分千万、怪(け)しからぬ奴」 と、とがめ…
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