永万(えいまん)元年七月、二条天皇は位を皇子六条天皇に譲って崩じ給うた。新帝はその時わずか二歳であらせられたから、今までの院の天皇との対立は自然消滅の形で、上皇は存分に院政を行うことができた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)670
老いてなほ霧氷の中をたどりけり
「ボクの細道]好きな俳句(1744) あざ蓉子さん。「傘さしてやや屋根裏となるキューリ」(蓉子) 葉の茂みに隠れたキューリを指しているのでしょうか? それはともかく、「屋根裏」との取り合わせがミステリックです。江戸川乱歩の『屋根裏の散策者』を思い出してしまいました。
猿(さる)4 紅鶴(フラミンゴ)を見に行ってやりたまえ。薔薇色(はらいろ)の下着の裾が和泉の水に濡れるの心配して、ピンセットの上に乗って歩いている。