木魚歳時記第3996話

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第十五章 おごる平家
(一)清盛は平治の乱の翌年、すなわち永暦元年に正四位下から従三位に上り参議に任でられたが、その翌応保(おうほう)元年、権中納言に転じ、長寛元年には重盛も従三位に叙せられ、武家が年久しく渇望した公卿の列へ父子共につらなった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)669

       海猫がつめたい風にすくんでる

「ボクの細道]好きな俳句(1743) あざ蓉子さん。「人間へ塩振るあそび桃の花」(蓉子)  傷あとに塩を擦り込む。そんな言葉があります。弱った輩をさらに痛める、やや残酷な行為のことを指します。人間を漬け込むような行為とは? それはともかく、季語「桃の花」との取り合わせが効いています。

  猿(さる)3   その間、彼らの眼は、ときどきかき曇ることはあっても、それは永くは続かず、きらりと光ってはまたすぐ鈍く澱(よど)んでしまう。