木魚歳時記第4871話 

  

      五十八歳のころの兼実の上人に対する帰依は、異常ななほどに達していて、上人が兼実を訪ねて退出を見送った兼実は、頭に後光(ごこう)を現じ、蓮華を踏みながら庭の橋を渡られた奇瑞(きずい)をまのあたりに見たとも伝えられているほどである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)  

          もういちど兎抱きしめ卒園す

 「卒園」は春季となります。いろんな機会に発表しました! いちおうの評価はいただきました! 「もういちど」が効いています! しかし、なにか心底から嬉しいわけには! ところで、ぼくの「ボケ」は困りものです(笑)。