兼実の上人を杖、柱とも思って生きている心情を知らぬ人から見れば、兼実はまるで受戒を道楽にしているかのようにさえ見える。 建久三年、というのは後白河法皇崩御の年であるが、この年も八月八日兼実はま受戒また受戒をしたし、その翌年七月十三日、宣秋門…
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