木魚歳時記第4751話

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 この境域の建物の一室においてであり、はじめは清閑無為の住まいの二つの岩の幽処が、六十六歳『選択集』選述の数年前ごろから、既に、無智不善の輩の到来を見るような盛況(?)を呈するに至っていたのである。しかし建久(けんきゅう)四年以来、事態は一変した。(佐藤春夫『極楽から来た』)1387

          もういちど兎抱きしめ卒園す      

 日曜のNHK俳壇(2席)で、選者の正木ゆう子さんから「もういちど」が良いですね、と、褒めて頂きました、嬉しかった(笑)。と、この作品は、ぼく自身はそれほど好きな俳句ではありません。ぼく自身に少ない「やさしい」ところがあるから(笑)。こんな俳句作っておれば、ぼく自身もお浄土へ救われそうです(笑)