木魚歳時記第4811話 

 (四)衆徒らは三条兼実が念仏宗を庇護すると疑い、宣下の趣は訴訟の本意と違うと、二月二十一日、興福寺の主だった役僧たちが、摂政京極殿良経(九条兼実の次男)の邸に出かけて訴えたが、良経は、これを受け付けず、長兼を経て申し入れと追い返した。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1445

           人間の壊れるときや黄雀風

 黄雀風(こうじゃくふう)は陰暦の6,7月に吹く蒸し暑い季節風のことです。今、世界の中に「平和」の戻ることが一番に求められています。理由はともかく、軍事力を持って争うことは、今すぐに止めるべきです。心からそのことを祈ります!