木魚歳時記第4636話

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 かって丹後局が生み奉った覲子(きんし)内親王て、女院宣下を、それは丹後局自ら奏請するのも憚り多いからと、その執奏方が兼実に求められ、兼実は一旦それを拒もうとしたが院号宣下は別に他意がない事も明らかになったのでそれを執奏したものであったが、その時、土御門通親は、この新女院、宣陽門院の院司に任命されたもので、通親と丹後との接近はいよいよ露骨になり、兼実はますます不利の立場にお陥った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1275

      老僧の目から鱗や石蕗の花  石蕗(つわぶき)

 「ボクの細道]好きな俳句(2373) 田中裕明さん。「セピアとは大正のいろ夏館」(裕明) ボク自身、俳句への「思い込み」はいろいろありますが。思いと実作とは別の話です(汗)。才能ナシの毎日です。せめて楽しく作りたい。

ころんだ時が
起きるとき。
(大河内伝次郎)