木魚歳時記第4626話

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 頼朝は、大仏殿の落慶式から鎌倉に帰って後も北条時政らの潜行的な征夷大将軍宣下運動を兼実を通じて執拗に続けていたが、院はどこまでもその運動を受けつけない。兼実も困っているうち、かえって、不慮の佐々木の事件(これに関しては後に詳しく書く)が突発した。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1265

         極月の仏の加護やメロンパン

 「ボクの細道]好きな俳句(2363) 摂津幸彦さん。「雲呑は桜の空から来るのであら(幸彦) 中国では、正月(むろん旧暦の)に「雲呑(わんたん)」を食べる風習があるそうです。その雲呑(わんたん)が、空から来る? おそらく桜吹雪に誘われてやってくる。ユニークな発想の連発には驚きます。

笑われて笑われて
強くなる。 
(太宰治)