木魚歳時記第4776話

 熊谷は稲岡荘が法然の父方の兄に横領されている現実を確かめて、法然の父の兄と今後の制約をかため、邸跡には寺を営ませてささやかながら念仏の別所を起こし、そこには両親の、また菩提寺には観覚の塔を建てさせ、さて後の監督は備後の地頭小次郎に委ねてきた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1410

         中腹に煙ひとすじ秋の山

 俳句を始めた頃に教えられました「難しいことを詠わなくともいいのうよ。見たまま、感じたままを句にされたらいいのよ。」この俳句は、丹波路で眺めた山の風景を、感じたままに俳句にした、そのままの作品です。なぜか好きなので・・何回も掲載しています! 肩肘張らずに深呼吸して句作に親しみます(笑)。