または一族の法親王がたのところで快活に法を談じ、また厳格に経を論じているのを見かけ、やがては一代の上人となって人々に仰がれた老法師、法然であったろうなどときめてかかってはいない。
ただあの手紙の宛名の人が式子内親王であることから、「生きてよも」の一首が法然によせたものであるまいかと思うだけである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1377
しばらくは仏とふたり花の昼
「仏とふたり」とは! 不遜な! お慈悲でもってご容赦ください。朝、元気で目が覚め、昼寝をして過ごすと、そろそろ夕刻を迎える・・世界中が多難の折から、恐れ多いことです。ところで、最近、傍にある「常夜灯」を見て、仏さまに見えたことがあります(汗・汗・汗)。