木魚歳時記第4720話

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 更に、『明月記』によって式子内親王が当年の上流の人士には珍しく専修念仏者としての心地を晩年に至っていよいよ堅持されていたことも明瞭になり、後白河法皇と法然上人との関係や、後白河法皇が式子内親王を特別に愛し給うて、そのため式子内親王の精神生活に影響感化を及ぼすこと必ずや多かったであろうなどと思い会わせて、この従来宛名不明の最も面白い消息文の受け取り主が内親王である公算はいよいよ大きい。
 この推定に従って、これを読んでみよう。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1357

         加茂川に雀群がり春うらら

 「ボクの細道]好きな俳句(2457) 矢島渚男さん。「しとしては水足す秋のからだかな」(渚男) 「しとして」とは? それはともかく熱中症の予防のために、毎日、水分を補給して来ました。さて、ぼくたち爺さん婆へも、外に出ると雀たちが寄って来ます。可愛いい。

  なむわ、わたしで、
  あみだは、をやで、
  これがをやこのなむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)