木魚歳時記第4691話

f:id:mokugyo-sin:20220209065502j:plain

 大姫は亡夫と亡児とを慕うあまりについに気鬱症を発し、再婚を強いるならば淵川に身を投げるばかりと駄々をこね通した末、精神錯乱のうちに死んだ。たとい一時の戦略にもせよ、婿とした者や孫を殺した報いに愛する大姫がこの始末である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1328

               吾輩は波のまにまの浮寝鳥

 「ボクの細道]好きな俳句(2428) 矢島渚男さん。「幾たりか我を過ぎゆき亦も夏」(渚男)  さて、一日の過ぎるのが早すぎる。と,云うことは、一年の過ぎるのもあっという間です。それにボクは「朝寝して昼寝すませて晩もまた」(木魚)。つまり、自律神経の保全に「二度寝」が有効と決めているのです(笑)。

  あなたあみだで、わしやなむで、
  みだにとられて、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)