また範頼の臣当麻太郎が頼朝の勘気に触れた主人の身の上を案ずるあまり、義経の堀河邸の先例もあることではあり、夜討ちでもかけられはしないかと、ようすをさぐるため、自発的に頼朝の寝所の床下に潜入していたのが発見され、当麻が名の聞こえた勇士であったため、範来の送った刺客と誤解され、当麻の正直な申し開きも決して信じられず、ついに範頼の殺害となった。範頼の兄嫁政子に対する信頼も、すべて曲解が曲解を重ねてのこの結末あは、気の毒にも頼朝が人間にある善意というものを全く知らない人であったかを思わせる。(佐藤春夫『極楽から来た』)1325
ともかくはマスク外してけんちん汁
「ボクの細道]好きな俳句(2425) 矢島渚男さん。「明易き絶滅鳥類図鑑かな」(渚男) 絶滅寸前の鳥類の図鑑があるのでしょうか? ボクは、『ざんねんないきもの辞典』(全3巻)を持っています。数十万部のベストセラーとなった本です。因みに、(類似本も出ましたが)やはり面白くありません。句作も類似作品に触発されたのではつまらない!
ねんぶつわ、ときのさいそく、
なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)