木魚歳時記第4680話

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 義経が喜んでこの任に就いた時、法皇は定めし、これで鎌倉の大勢力を政治と軍事のとの二つにきっぱりと二分し得たとほくそ笑ませたことと思う。それだけに頼朝のにがにがしさは言語道断のものがあり、頼朝の目には義経は単に憐れむべき愚弟であなく、施し難き裏切り者にさえ見えたに相違ない。事実、その後頼朝は事毎に裏切り者扱いにし、遂には土佐守昌俊を刺客に送って、義経を本当に頼朝に対する裏切り者にしてしまったのである。(佐藤春夫『極楽から来た』)1317

          突然にボレロに変はる雪煙

 「ボクの細道]好きな俳句(2417) 矢島渚男さん。「土筆生ふ夢果たさざる男等に」(渚男) 「男は度胸、女は愛嬌」。万事、自信の有る「男」っているのか? それはともかく、ボクの場合は「葬式は葬儀社で家族葬にして欲しい」と、祈っています。それを身辺にお願いしています。しかし、自分の葬儀は(自分では)どうにもならない(笑)。

散る桜
残るさくらも散る桜 
(良寛禅師)