木魚歳時記第4657話

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 (五)さらば穢土のかたみにもと筆を執ってみたが、平素文筆に親しまない身に病後の無気力は、思わしくも筆が進まない。それでいて書きたいことは油然(ゆうぜん)と雲のように湧き起るのをおぼえた。(佐藤春夫『極楽から来た』)1296

          書初に「天上天下唯我独尊」

 「ボクの細道]好きな俳句(2394) 野見山朱鳥さん。「人も子をなせり天地も雪ふれり」(朱鳥) 「子をなせり」とは「父と成れり」の意味でしょうか? さて、法然上人は「法爾自然」(ほうにじねん)、すなわち「ありがまま」の内から、二字を戴かれ「法然」(1133~1212)と号されました。そして43歳の時、庶民の仏教である浄土宗を開かれました。

 心にくもりなきときは
多くの言葉を必用としない
(石川 洋)