2022-01-05から1日間の記事一覧

木魚歳時記第4657話

(五)さらば穢土のかたみにもと筆を執ってみたが、平素文筆に親しまない身に病後の無気力は、思わしくも筆が進まない。それでいて書きたいことは油然(ゆうぜん)と雲のように湧き起るのをおぼえた。(佐藤春夫『極楽から来た』)1296 書初に「天上天下唯我…