木魚歳時記第4152話

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 「そなたの好きな従妹も近くにいるか」
「もとは居りました。何しろ二十年前の話、今はどこに居りますやら」
法然は若い日に見た少女の面影が浮かぶ・・今は白髪の媼(おうな)と知りながら、
「行けばそれも聞いてみましょう」
(佐藤春夫『極楽から来た』)816

       先生と児童五人の卒業式

 「ボクの細道]好きな俳句(1898) 野見山朱鳥さん。「初雪は隠岐に残れる悲歌に降る」(朱鳥) さて、夏井いつきさんの句作のコツを紹介します。それは、①自分のエピソード(「たのしいな」)で十二音を構成する。②「たのしいな」を季語に置き換える。小学3年生レベルの句作方法だそうです。なるほど。ボクも洗脳されてトライしています。つまり、小三クラスの句作に励んでいます(笑)。

  さいちや、なむあみだぶに、こころとられて、
  ごをんよろこぶ、ごをんき(御遠忌)を。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)