木魚歳時記第4599話

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 (四)京都から脱出し北陸を経て再び奥州藤原氏をたよった義経を、頼朝を、頼朝は藤原泰衡(やすひら)をして討たせた。義経は文治五年(一一八九)四月三十日、泰衡に攻められ、三十一歳の有為の身を衣川で自殺した。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1239

        午後三時きらきらきらと鰯雲

 「ボクの細道]好きな俳句(2337) 摂津幸彦さん。「或る雨の猿の腰掛早乙女に」(幸彦) 「猿の腰掛」は秋季となります。「早乙女」(さおとめ)は、夏の季語ですが、ここでは、あいにくの小雨です、さあ、おじょうさま木陰で猿の腰掛で雨やどりを、と、そんな気持ちでしょうか?

愛があればすべては価値を持つ
(ヘルマン・ヘッセ)