木魚歳時記第4675話

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 とはいえ、これには弁護の余地は十分にある。頼朝と義経とは兄弟とはいえ異母の兄弟であり、当時の習慣としてそれぞれに母の膝下に育てられ、やや長じても義経は奥州藤原氏に身を寄せていたから、互いに父頼朝の血をうけているとはいえ、全く他人のように育って来ているのだから、兄弟として情の薄いのも無理もないことだある。(佐藤春夫『極楽から来た』)1312

        狸汁たらふく喰ひし妻と夫    夫(つま) 

 「ボクの細道]好きな俳句(2412) 矢島渚男さん。「蜂に蜜我等にむすび林檎咲く」(渚男) 蜂といえば蜜。リンゴ園といえば「おむすびの弁当」。林檎の咲く頃となりました。さて、毎日、ボクは、相棒の作るお料理を、美味しく頂いています。ありがたいことです。

人間は、欲に、
手足を付けたる
物ぞかし。
(井原西鶴)