木魚歳時記第4206話

f:id:mokugyo-sin:20200510064640j:plain

 四大声聞(しだいしょうもん)如何ばかり 欣(よろこ)び身より余るらん
  我らは後世の仏ぞと 確かに聞きつる今日なれぞ
 とこう歌ってから、あとを付けよといったが資賢は居なくなってしまって、付けることもしないので二へん繰り返して歌ったことであった。心に余念もなく平素思っているところをいったので興奮して、涙は抑えがたかった」
(佐藤春夫『極楽から来た』)863

        玉葱のどっさりとれて淡路島    

 「ボクの細道]好きな俳句(1949) 岡本 眸さん。「町落葉何か買はねば淋しくて」(眸) ボクは、女性の買い物のお伴をすることは少ないです。それでも、「何か買はねば淋しくて」の気持ちはわかります。ですから、つかず離れず、阿吽の呼吸で会話をします。しかし、とどのつまりは、S氏の、おべんちゃらが災いし、会話が空中戦となり「おしまい」となることが多いようです(笑)。

  をやのすがたが、なむあみだぶつ。
  わしがもろた(貰った)が、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)