木魚歳時記第4218話

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 院の近臣、中将藤原光能(みつよし)の鳥を合わせた時、どちらの鳥も声を出さない。もうこれはやめて引っこませようという時になって、やっと鳴いて、ただ一声で勝ちとなった時、院は門院に対して、
(佐藤春夫『極楽から来た』)875

       ひさしぶりうまいもん屋の鱧料理

 「ボクの細道]好きな俳句(1960) 岡本 眸さん。「露寒の刑務所黒く夜明けたり」(眸) 凍土に閉ざされた極寒の地の朝は厳しいでしょう。とりわけ刑務所ともなれば・・さて、世間は厳しい状況が続きます。ひさしぶりに、ストレスの解消も込めて、近くの「うまいもん屋」で、鱧(はも)料理の一品を求めて持ち帰りました。ボクは、もう、お酒がいただけません。たまに、こんな楽しみ方で、自分なりの余日を続けることにしています。

  ねんぶつは、むねにあり。
  ほとけのこゑの(が)するぞ。
  うれしや。
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)