こうして西山のほとりの生活が二、三年にも及ぶと、上皇はもう少し都心に近く、ご自身が時々お召しになるにも、もう少し便利なところをと思し召しになられたものか、おん弟君で、当時青連院を官していらせた覚快法親王にご相談あらせた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)851
偏西の風が吹き出し山滴る
「ボクの細道]好きな俳句(1937) 岩淵喜代子さん。「荷がゆれて夕陽がゆれて年の暮」(喜代子) 歳の暮れ、商いを終えた親子が家路に向かう。荷車がゆれると夕日がゆれるように思える・・踏切のキンコンカンコンで待つ間に親子の思うことは? 我が国の四季を生んだモンスーン(季節風)に代わり、偏西風による寒気、暖気の二極化が進むようです。四季は? 俳句の季語の世界は? 時代の流れは音立て変化するようです(汗)。
さきにまいつた(詣った)ひと、しゃばでよろこぶ。
なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)