それ故、明雲を流して、後に覚快法親王を座主に据え、上層部を一新して大衆とも融和を図るお膳立てが院であはできていた。
こうなれば山は上皇のおん弟を座主として自然と院と山との連合も成立して僧兵団の武力を以てすれば院の一大敵国たる平家打倒も決して困難ではない。
(佐藤春夫『極楽から来た』)973
煙茸おい蹴とばすなけとばすな 煙茸(けむりたけ)
「ボクの細道]好きな俳句(20 62) 永田耕衣さん。「池を出ることを寒鮒思ひけり」(耕衣) 寒鮒としては、釣られることで、棲む池を出て「違う処(池)に棲んでみたい!」と考えたのでしょうか? 退屈な毎日を過ごすうちに、 もう、やりきれなくなった作者の持ちが伝わります。
わしとあなたのひたしいことわ。
とくにいわれの(ぬ)、なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)