木魚歳時記第4175話

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 (四)西山のほとりへ来ての早春、秦氏の仮屋にいた法然はまた院からのお召しを受けて院参すると、上皇はごきげんで、
「山を下りたというではないか、道はついに見出したか、それを待っていた」
 と仰せ出され、
(佐藤春夫『極楽から来た』)834

         たこ焼を食ひたりさくら吹雪中

 「ボクの細道]好きな俳句(1920) 山田弘子さん。「司書ひとりこほろぎのごとキーを打つ」(弘子) ご自身のことでしょうか?(そう思います) この時代(作者の)ですから、もしかしたらタイプライター? 司書といえば、それでもう十分に社会的に評価される職種ですから・・あらためて「こおろぎのごと」の措辞が効いてきます。

  ちしきにをを(逢ふて)、また,あう(逢う)までは、
  ぶつをたのしむ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)