ご受戒は三月十三日、上皇はその寵臣の一人、静賢法印をして法然を迎えさせた。静賢法印も信西の子の一人で、そのために上皇の寵を得て、今は蓮華王院の執行になっていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)839
草朧まわり道して帰ろうか 朧(おぼろ)
「ボクの細道]好きな俳句(1926) 山田弘子さん。「柳散る銀座もここら灯を細く」(弘子) 今も昔も、銀座は銀座でしょうが。その銀座の片隅に柳が立っていた。さて、自身が、見ている絵画のどこに魅力を感じるのか? それはわからないこも多くあります。ボクの小部屋に祀る『供養菩薩』(くようぼさつ)の像は、中国人画家・葛 新民さんに頂いた貴重な絵画です。毎日、手を合わせています。
わがこころ、みるじやない。
ほとけのこころ、みるあかり、
なむあみだぶつでござります。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)