大炊御門院の女房からであろうか、おん主人内新王の御病気の篤(あつ)い事が報じられたものらしい。内親王に宛てて法然はこの手紙をしたためているのである。 手紙の大意は、ただ事でない御重体とうかがい、思いきめた房籠(ぼうごも)りの念仏をもうち捨て…
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