「頼政は六孫王の嫡流で名誉の武将であり、かつ和歌の誉も高い。さような艶男(やさとこ)の固めた門をすげなく打ち破ることもござるまい。引き返せや」
と僧兵らを説得して他の門へ寄せていったいうのが『平家物語』の伝えるところである。ところが『源平盛衰記』の伝える同じ事は少々違っている。それによると頼政の方から、
(佐藤春夫『極楽から来た』)615
禿頭のをとこ黙って麦とろろ
「ボクの細道]好きな俳句(1688) 松尾芭蕉さん。「荒海や佐渡によこたふ天河」(芭蕉) 超有名な作品がめじろ押しに続きます。
老いれば 容姿は衰える
病めば 姿態は壊れゆく
敗れて 朽ちて 腐れゆく
いのち終える とは そのようなもの(ブッダ)
蝸牛(かたつむり)10 で、彼が四つん這(は)いになて、第八号が仲間はぐれそうになっているのを引き戻している最中、その頸(くび)に、肌とシャツの間に角砂糖がひとつ、ちょうどメダルのように、糸で吊してあるのが眼についた。