木魚歳時記 第3939話

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 「頼政は六孫王の嫡流で名誉の武将であり、かつ和歌の誉も高い。さような艶男(やさとこ)の固めた門をすげなく打ち破ることもござるまい。引き返せや」
 と僧兵らを説得して他の門へ寄せていったいうのが『平家物語』の伝えるところである。ところが『源平盛衰記』の伝える同じ事は少々違っている。それによると頼政の方から、
(佐藤春夫『極楽から来た』)615

        禿頭のをとこ黙って麦とろ

「ボクの細道]好きな俳句(1688) 松尾芭蕉さん。「荒海や佐渡によこたふ天河」(芭蕉) 超有名な作品がめじろ押しに続きます。

    老いれば 容姿は衰える

    病めば 姿態は壊れゆく
    敗れて 朽ちて 腐れゆく

    いのち終える とは そのようなもの(ブッダ)

 蝸牛(かたつむり)10  で、彼が四つん這(は)いになて、第八号が仲間はぐれそうになっているのを引き戻している最中、その頸(くび)に、肌とシャツの間に角砂糖がひとつ、ちょうどメダルのように、糸で吊してあるのが眼についた。