と、云わせたのに対して、これを聞いた僧兵方では、何しろ、気負い切っている大衆のことではあり、こな泣き言をならべる弱虫どもの門を打ち破ってみても面白くないと頼政の哀訴を容れて、
(佐藤春夫『極楽から来た』)620
雄鹿のざぶざぶと高野川
「ボクの細道]好きな俳句(1693) 松尾芭蕉さん。「一家に遊女もねたり萩と月」(芭蕉) ああ、こんな俳句が作りたい・・
信は財であり 戒は財であり
自分に恥じる(慚)ことと 他人に恥じること(愧)も財である
(教えを)聞くこと(聞法)は財であり 布施は財であり
智慧(の財)を合せて七財とする(ブッダ)
蛙(かえる)3 彼女らは、水底の泥のなかから、溜息(ためいき)のように上がってくる。
じっとしていると、水面に覗(のぞ)いている大きな眼のようでもあり、どんより澱(よど)んだ沼の腫物(できもの)のようでもある。