木魚歳時記 第1847話

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 六孫王神社(ろくそんおうじんじゃ)

 六孫王神社は、応和元年(961)、六孫王こと源経基(清和源氏の祖)の霊廟として「六孫王神祠」として祀ったのに始まります。その後の変遷を経て、元禄十五年(1702)徳川家の援助で再興、宝永四年(1707)には御輿(みこし)などの祭礼用具も完備したと伝えられます。現在、十月十日に行われる例祭は<宝水祭>と称するのは以上の年号に因み名づけられたそうです。また、境内(けいだい)の弁天堂には義仲の産湯に使用したと伝える<誕生水>がありますます。子宝祈願、縁結び、安産祈願。かって源氏一門の邸宅が立ち並んだこのあたりも、今は新幹線のガードの下です。(南区・壬生通り八条上る)

      僧院の白装束や嫁が君