木魚歳時記 第1846話

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 東寺(とうじ)

 東寺は、正式には、教王護国寺(きょうおうごこくじ)と称します。延暦十三年(794)、平安京建都の際に、羅城門を中心として、その東西に,、東寺、西寺(さいじ)の二大官寺が創建されました。弘仁十四年(823)、弘法大師「空海」に勅賜され、以来、真言密教の道場となります。天長二年(825)、空海は講堂を建立、淳和天皇の勅諭により「教王護国寺」の名称を賜ります。その後、幾多の変遷を経て現在に至るわけですが、とりわけ、正保元年(1644)再建の五重塔(国宝)は、54メートル84センチ。わが国の五重塔の中でも最大級の高さを誇るようです。因みに、五重塔の先端は、北大路通と等高となるといわれています。学業成就、訴願成就のご利益あるようです。(南区・九条町)

     老衲は狗日(くじつ)生まれのちび禿(かぶろ)