木魚歳時記 第1830話

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 須賀神社(すがじんじゃ)

 須賀神社は、永治二年(1142)に美福門院(鳥羽天皇の皇后)が建立した歓喜光院(かんきこういん)の鎮守(ちんじゅ)として祀られたと伝えられています。当初は、日安神宮東北の西天王塚の付近にあったそうです。その後、中世になって吉田神社の境内に移り、大正十三年に、もと神社の御旅所(おたびしょ)のあった現在地に移転したそうです。五月の第二日曜に行われる神幸祭は角豆祭(ささげまつり)として知られています。例祭は十月十日に行われますが、昭和三十九年年に「交通神社」が合祀(がっし)され、それ以来は、縁結び、交通安全のご利益を祈願する信者の参拝が多いようです。(左京区・聖護院円頓美町)

     こおろぎが土間のどこかにたしかゐる