木魚歳時記 第1821話

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 千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)

 千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)は嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)に呼応してそう呼ぶようですが俗称です。正式には、大報恩寺(だいほうおんじ)と称します。この寺の本堂は安貞元年(1227)の創建で応仁の乱の大火にも焼失を免れ、京都市内に現存する最古の木造建築として国宝に指定されています。毎年、二月二日・三日に行われる「おかめ節分会」の<おかめ>踊りは、夫婦円満・開運招福のご利益があると伝えらえています。また、十二月七日・八日の「成道会法要」(じょうどうえほうよう)の<大根焚(だいこだき)>の行事は、中風(ちゅうぶう)除けや諸病封じのご利益があることで知られています。(上京区・五辻通六軒町西入る・溝前町)

  満月やなむあみだぶつなむあみだ