嵯峨(さが)の清涼寺(せいりょうじ)の本尊さまは、三国(インド・中国・日本)伝来の秘仏として有名なそうな。なんでも、栴檀(せんだん)の香木に刻まれた釈迦像(しゃかぞう)が祀られてあるそうな。
「ころんだときがおきるとき」(大河内伝次郎)
本尊さまは、釈迦(しゃか)三十七歳のときの姿を刻んだものじゃ。奝然(ちょうねん)という偉い僧が、インドより中国を経てはるばる持ち帰ったそうな。釈迦堂は、いろいろな変遷(へんせん)があったが、昭和二十八年に、この像の胎内(たいない)から「五臓六腑」(ごぞうろっぷ)が発見され、考えることも、見ることも、歩くこともできる<生身のお釈迦さま>と呼ばれ有名になっているそうな。<清涼寺:嵯峨釈迦堂藤ノ木町六>