木魚歳時記 第1850話

f:id:mokugyo-sin:20140115104857j:plain

醍醐寺

 醍醐寺(だいごじ)は、真言宗醍醐派の総本山です。貞観十六年(874)、聖宝(しょうぼう)が、笠取山(醍醐山)に草庵を結んだのが始まりと伝えられます。延喜七年(907)に醍醐天皇の勅願寺となり、諸堂伽藍(がらん)の整備が行われました。爾来、真言宗は仁和寺の広沢派と、醍醐寺の小野派が勢力を二分して発展することになります。現存する七十余の建造物はほとんどは、慶長期(1596~16)以降の再建ないし修築dそうですが、五重塔・金堂・薬師堂は平安期の遺構で、いずれも国宝に指定されています。二月の<五大力さん>、四月の<豊公花見行列>は有名です。盗難除け、火災除けのご利益あり。(醍醐寺・伏見区・醍醐伽藍町)

       北側の冷たく固い飾窓