木魚歳時記 第1330話

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おたふく

 おたふく みふく 風が吹いたら よふく

 これは「からかい歌」でしょう。ただし、どのクラスにもいた、おたふく「余福」のような女の子は、真っ黒で、男子のように活発で、腕力もあり、こんな歌くらいではへこたれません。ですから、ぼくたちは、はやし歌を浴びせてから、蜘蛛の子を散らすように逃げ散ったものです。それと、どこのクラスにもマドンナもいました。勉強が出来て、可愛くて、お金持ちそうで(大きなお屋敷に住んでいて)。女王さまのように君臨していました。そんなマドンナについての「伝説」は山のように残っています。

     寺町の暗きところを恋の猫