木魚歳時記第4900話 

 流刑の勅免はあった。しかし法然は直ちに都に入るを許されなかった。これもやはり南都北嶺への朝廷への思わくであったかも知れない。
 法然は押部(今の神戸)で船を捨てると、しばらく滞在して摂津の勝尾寺(かつおうじ)に隠棲の地を定めた。
(佐藤春夫 付録章『一枚起請文』)

        わき道に曲がりたくなる暮の秋

 「暮の秋」は秋季となります。大型大風による集中豪雨の被害が心配されています。「(私と)小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい」(金子みすず) そうは云っても! ぼくの「独尊癖」は、ぼくの煩悩(ぼんのう)ですから! お薬では治りません(笑)。