木魚歳時記第4898話 

 流刑の地やその日時まどにも諸説がある。しかし流刑の地に関しては、辻善之助教授の『日本仏教史』には「・・・事実は土佐に流されたのであろう。その故は、讃岐は兼実の子良経の領であったが、良経の薨後(こうご)遺領讃岐と越後とを以て土佐に代えた事が三長記建永元年四月の条に見えるに因って、流されたのは土佐でなければならない」と見ている。
(佐藤春夫 付録章『一枚起請文』)

         炎天の館に黒の霊柩車  館(やかた)

 「炎天」は夏季となります。さて、ぼくの葬儀は葬儀社ですませてほしい! ぼくは自尊居士の煩悩を抱えて来ましたから! そのように希望しています! 「お父ん、これだけはクチ出し出きませんよ」。ふむ。なんとかなるでしょう ナムナム(笑)。