木魚歳時記第4625話

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 兼実はこうして院の御反感を蒙った上に、院の寵妃、浄土寺の二位こと丹後局まで法皇の御意を体してか兼実に好意のない様子であった。その上近衛基通の側には当時政界の飛将軍とまで言われた策士の土御門通親がいて、これがまた、院の乳母との関係から院のお気に入りであった。(佐藤春夫『極楽から来た』)1264 

              極月の神たのみかな宝クジ 

 「ボクの細道]好きな俳句(2362) 摂津幸彦さん。「?雨の日は傘の内なり愛国者」(幸彦) 一転、皇国日本の作品? さて、ボクが七歳のとき、大戦(2次)は終わりました。玉音放送が流れた瞬間は覚えています。その雰囲気の異常であったことを!

行き詰まりは
展開の一足である。
(吉川英治「草庵堂随筆」)