木魚歳時記第4621話
というのは九条基通は平相国清盛によって世に出た事や、従って頼朝追討の宣旨に署名した成行き上、どうしても、平家に連携したのに対して、頼朝は平家と関係のない九条兼実にわたりをつけてこれを利用し、自然と兼実は源氏特に頼朝の方人(かたうど)のような形になったものである。(佐藤春夫『極楽から来た』)1261
あの声はあれは噂の仏法僧
「ボクの細道]好きな俳句(2359) 摂津幸彦さん。「野菊あり静かにからだ入れかへる」(幸彦) 伊藤左千夫の短編小説に『野菊の墓』があります。15歳の少年(政夫)と2歳年上の従姉(民子)との淡い恋を描いたものです。昔、『野菊の墓』を一気に読んだことを思い出します。
人間が本気でやることは
そのままでりっぱだ。
(山本周五郎「虚空遍歴」)