木魚歳時記第4606話

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 頼朝はその軍勢とともに十二月中旬まで滞京した。その間、頼朝は院や御所に参って天皇や法皇に謁(えつ)し兼実や丹波の局とも会い、沙金その他の品々を献じたり贈ったりした時、院は一つの箱の中から一振りを取り出して、頼朝に渡しながら、仰せ出された。「これは見覚えか」(佐藤春夫『極楽から来た』)1246

      目交の樺の林をいなづまが 樺(かんば)

 「ボクの細道]好きな俳句(2344) 摂津幸彦さん。「波羅蜜多体育館にしやぼん玉」(幸彦) 「波羅蜜多」(はらみた)とは、経典のことば(サンスクリット)です。これは、菩薩(ぼさつ)の目標とする修行徳目を意味します。
作者の「仏教」への関心には驚きです(汗)。

相手を引きつける強い愛を持て
(ヘルマン・ヘッセ)