木魚歳時記第4609話

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 (五)頼朝は約一ヶ月の滞京中かねてから政治的に結んでいた兼実と互いに相往復して交情を温め政策を打ち合わせていた。後にして思えば征夷大将軍に任じられたい運動であったらしいが、一日、法皇から髪切丸を賜った話を持ち出し
「院はなかなか油断のならぬお方だ」
 と評し奉ったのはも、さすがは頼朝の眼力である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1249 

         爆睡の後の目覚めや秋深し   

 「ボクの細道]好きな俳句(2347) 摂津幸彦さん。「物干しに美しき知事垂れてをり」(幸彦) 「知事垂れ」とは? それにしても、発想の転換には恐れ入ります。さて、最近、子どもたち一緒に遊んでいる「夢」を見ます。おまけに、夢を見て寝言を云うそうです(笑)。アンチ・マイホームパパ(「わがまま」)への悔いがなさせるのでしょうか(汗)。

親思ふこころにまさる親ごころ 
けふの音づれ何ときくらむ。
(吉田松陰)