木魚歳時記第4622話

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 そうして後白河院のお喜びにならぬ頼朝が時を得て幕府を開くようになってから頼朝はいつも兼実を通じて働きかけ、なおこの上にも兼実を利用して朝廷に圧力をかけるためには兼実を基通の上位もしくは、基通と並立させようとするのが兼実には有難迷惑であった。(佐藤春夫『極楽から来た』)1262

        この辺にトイレマークを秋の昼

 「ボクの細道]好きな俳句(2360) 摂津幸彦さん。「鍵かけてしばし狂ひぬ春の山」(幸彦) 俳句に「山笑う」(春季)があります。万物の萌え出る季節に「鍵かけて」とは? 独占したい? わかるような(現実)。わからないような(気分)ような?

子どもというものは
なんにも知らん顔をして
なんでも知っている。
(川端康成「「化粧と口笛」)