木魚歳時記第4620話

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 このころの摂関家は、法性寺関白忠通の長子基実を始祖とする近衛家の二代基通と、忠通の三子、すなわち月輪関白九条兼実とである。近衛、九条両家はもと同一族であり、基通と兼実とは叔姪の関係でありながら、それが時の勢いに駆られ、後白河法皇を中心として両端に立って縁もゆかりもない源平の二氏に分かれた形で権勢を争う運勢を負わされていた。(佐藤春夫『極楽から来た』)1260

       豁然と音痴のごとき仏法僧 豁然(かつぜん)

 「ボクの細道]好きな俳句(2358) 摂津幸彦さん。「送る万歳死ぬる万歳夜も円舞曲」(幸彦) 「赤紙」(召集令状)の来たその日は、ささやかな音楽会が催されれる。「散るさくら残るさくらも散るさくら」(良寛)それにしても、幸彦さんの俳句には、大戦(2次)のテーマが多い?

一丈の堀を越えんと思わば、
一丈五尺の堀を越えんと励むべし。
(法然)