木魚歳時記第4527話  

f:id:mokugyo-sin:20210827062742j:plain

 近江、奈良路の敵が、追わないともかぎらない。安元太郎と呼ばれる京の大火が流人宿の火が飛んで大極殿まで焼き尽くしたように、足もの明りを求めて放った兵の火が、大極殿、興福寺の炎上に及んだので、すべては明らかに人意を超えて全くの劫火(こうか)とはこのことかと思われた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1169 

         入道雲おまへも横になりたいか

 「ボクの細道]好きな俳句(2266) 川崎展宏さん。「揚雲雀二本松少年隊ありき」(展宏) 固有名詞(二本松)の登場する作品です。さて、入道雲の擬人化とはいささか突飛な発想? いや無謀ですか? ボクは「昼寝」が日常ですから・・なんだか入道雲さんにすまないようで(笑)。

「道は開かれている」(石川 洋)